内窓リフォームでfix窓の断熱性能アップ
- リフォームコラム
住まいの全体的な印象や部屋の明るさに大いに影響を与える「窓」。
ひと口に窓といっても様々な種類や形状がありますが、デザイン性が高くさまざまなメリットを持つfix窓というタイプのものをご存じでしょうか?
こちらの記事では、fix窓とは何か、内窓リフォームの方法などを詳しくご紹介します。
fix窓や内窓の取付をご検討の方は、ぜひ参考にされてみてください。
目次
fix窓とは
fixは英語で「固定する」という意味で、別名「はめ殺し窓」とも呼ばれ、開閉ができないという特徴があります。
開閉ができない窓は一般の住宅には不向きと思われるかもしれませんが、FIX窓にはさまざまな利点があります。
メリット① 暖冷房効果の向上
fix窓がもたらす最も大きなメリットの一つが、暖冷房効果の向上です。
開閉機能を持たないことから気密性ロスが無いため、部屋の温度を一定に保つのに有効的です。
エネルギーロスを減らし、光熱費を削減できるのは嬉しいポイントです。
また、fix窓は窓ガラスと枠が一体化しているので、他の窓タイプに比べて窓全体の断熱性能が高いとされています。
冬は室内の暖気が逃げにくく、夏季には外部からの熱の侵入を防ぐことができます。
メリット② 大きな窓を設置できる
fix窓のメリットとして、サイズの自由度が高いことも挙げられます。
一般的な開閉部分がある窓の場合、大きな窓を設置するとその重さでサッシに負担がかかってしまうため、サイズに制限がかかることがあります。
一方fix窓では、開閉機能を持たないために窓枠の構造がシンプルなため、大きな窓ガラスでも設置が可能になります。
大きな窓を設置できる分、見晴らしが良いだけでなく、自然光をたっぷりと取り込むことができます。
室内が明るくなり晴れている日の日中はほとんど電気をつけずに過ごせるでしょう。
注意点
大きな窓を設置する際には注意点もあります。窓の大きさや配置についてはプライバシーや防犯の観点からも検討するようにしましょう。
メリット③ 防犯性の向上
fix窓は開閉する機能がないので、その分外部からの侵入も困難になり、防犯性の向上へ繋がります。
一戸建ての住宅や道路に面しているなど、低層階に住んでいる方にとっては大きな安心感を与えるでしょう。 うっかり閉め忘れたという心配もありません。
ガラス全面を破られてしまうとFIX窓でも侵入が可能ですが、防犯フィルムや窓ガラス自体を防犯性能があるものを選ばれるのも良いでしょう。
メリット④ 落下の心配をする必要がない
一般的な開閉タイプの窓では、開閉時に窓枠から落下する危険性がありますが、fix窓は開閉しないので落下の心配もありません。
小さなお子様がいるご家庭や、ペットが外を見られる窓をご希望の場合はおすすめです。
fix窓がよく利用される場所
では、具体的にどのような場所にFIX窓がよく使われるのでしょうか?
階段や廊下などの通路部分
階段や廊下は特に開閉の必要がなく、また、自然光を取り入れることで開放感を出せるのでfix窓がよく使われます。
最近ではデザインの一環として、細長い窓を複数設置する場合もあります。
建物の高い位置
部屋の高い位置に窓を設けることで、光をより遠くまで届けることができ、明るい室内を実現できます。
また、手が届かない高さで外から中が見えにくくなるので、防犯性もあります。
fix窓は内窓リフォームできる?
fix窓も内窓リフォームが可能です。 fix窓単体でも断熱効果はありますが、より断熱性を高めたいといった方にはfix窓の内窓リフォームをおすすめします。
内窓リフォームとは一般的には既存の窓の内側に新たに窓を設置することを指し、「二重窓」とも呼ばれます。
内窓のメリット① 断熱性能の向上
内窓リフォームにより、外部からの冷気や暖気の侵入を防ぎ、室内の温度を一定に保つことができます。
エアコンやヒーターの使用頻度を下げることができ、省エネ効果が期待できます。
- 関連ページ:内窓設置のリフォームで断熱性能アップ!
内窓のメリット② 防音効果
内窓を設置すると窓ガラスの間に空気層ができるので、外部からの振動(交通音、建設音など)や騒音が軽減されます。
内窓のメリット③ 結露防止
fix窓で内窓リフォームを行うと、部屋側の窓まわりの温度が外気の影響を受けにくくなり、結露の発生を抑制できます。
おすすめ商品
- 出典:株式会社LIXIL
LIXIL(リクシル)が発売する内窓「インプラス」が現在多くの人気を集めています。
こちらの商品は、fix窓にも対応しており、ガラスの種類も透明ガラスやLow-E複層ガラス 、和紙調ガラスなど種類も豊富です。
内窓リフォームは、約一時間~二時間ほどで施工が完了するため、比較的手軽に行うことができます。
fix窓単体では性能に不安があるという方は、ぜひ検討されてみてください。
diyでfix窓の内窓取付けは可能?
diyでの内窓の取付けや交換も可能ですが、正確な手順と専門的なスキルが必要となります。
窓のサイズがmm単位でも測定ミスがあると窓がぴったりとはまらないだけでなく、断熱性効果の期待ができません。
fix窓は高所や階段など足場が不安定な場所に設置されているケースが多いので、安全に施工できる環境や技術が必要です。
内窓リフォーム自体は短い工期で、さらに補助金対象になる商品もあるので、リフォームのプロに依頼されることをおすすめします。
fix窓のリフォームについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
fix窓でも内窓リフォームが可能ですので、寒さや暑さでお悩みの方はこの機会にリフォームされるのはいかがでしょうか。
期間限定ではありますが、お得にリフォームいただける補助金もあります。
ドリームリビングのホームページでは、窓まわりやお住まいの各所のリフォーム施工事例を多数掲載しています。ぜひこちらもご覧くださいませ。